大人の絵本 365日

1日に ひとつ、静かに 心に とどく物語を

2月5日

扉を叩かなかった日々のさし絵

扉を叩かなかった日々

― 急かさず、そばにいること ―

シゲルの娘は、ある朝から学校へ行けなくなり、自分の部屋から出てこなくなった。

シゲルは焦り、最初は「どうして行かないんだ」と、つい強い言葉をかけてしまった。

けれど、それでは何も変わらないと気づき、シゲルは態度を変えることにした。

毎朝、扉の前で「おはよう、今日もここにいるよ」とだけ言って、仕事に出かけるようになった。

半年ほど経ったある日、扉が少しだけ開き、娘が小さな声で「おはよう」と返してくれた。

急かさず、ただそこにいると伝え続けることが、誰かの支えになることがあります。

「若者をその行く道にふさわしく教育せよ。そうすれば、年老いても、それから離れない。」

箴言 22章6節(新改訳2017)

「見よ、子供たちは神から賜わった嗣業であり、胎の実は報いの賜物である。」

詩篇 127篇3節(口語訳)

「思いわずらいを、すべて神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。」

ペテロの手紙第一 5章7節(新改訳2017)