大人の絵本 365日

1日に ひとつ、静かに 心に とどく物語を

2月4日

離れていく手のさし絵

離れていく手

― 見守ることも愛の形 ―

エマの息子は、ある時期から、口数が少なくなり、部屋にこもる時間が増えていった。

エマは何度も声をかけたが、返ってくるのは、そっけない返事ばかりだった。

エマは寂しさを感じながらも、無理にドアを開けようとするのをやめた。

その代わり、毎晩、ドアの外に、温かい食事だけを、静かに置くようにした。

数年後、息子が言った。「あの頃、何も言わずにいてくれたこと、実はちゃんと覚えてるよ」

手を離すことも、そっと見守り続けることも、どちらも変わらない愛のかたちです。

「見よ、子供たちは神から賜わった嗣業であり、胎の実は報いの賜物である。」

詩篇 127篇3節(口語訳)

「若者をその行く道にふさわしく教育せよ。そうすれば、年老いても、それから離れない。」

箴言 22章6節(新改訳2017)

「思いわずらいを、すべて神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。」

ペテロの手紙第一 5章7節(新改訳2017)