大人の絵本 365日

1日に ひとつ、静かに 心に とどく物語を

3月10日

長い舟を作った理由のさし絵

長い舟を作った理由

― 誰にも理解されなくても続けること ―

舟大工のテツは、晴れた日が続く中、大きな舟をこつこつと作り続けていた。

村人たちは「海からこんなに離れた場所で、何をしているんだ」と、テツを笑いものにした。

テツは説明を諦め、それでも手を止めずに、木を組み続けた。

長い年月をかけて、ようやく舟が完成した頃、これまでにない大雨が降り続いた。

笑っていた村人たちも、テツの舟のおかげで、危機を乗り越えることができた。

すぐには理解されなくても、信じて続けることが、いつか誰かを守る力になることがあります。

「あなたの重荷を主にゆだねよ。主はあなたを支えてくださる。主は従う者を支え、とこしえに動揺しないように計らってくださる。」

詩篇 55篇22節(新共同訳)

「ですから、明日のことまで心配しなくてよいのです。明日のことは明日が心配します。苦労はその日その日に十分あります。」

マタイの福音書 6章34節(新改訳2017)

「思いわずらいを、すべて神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。」

ペテロの手紙第一 5章7節(新改訳2017)