2月7日
同じ速さで歩く
― 誰かの時間に合わせること ―
コウジの父は、年を重ねるにつれ、歩く速さがゆっくりになっていった。
以前は足早に歩いていたコウジも、今では父の歩幅に合わせて、隣を歩くようになった。
「急がなくていいよ」とコウジが言うと、父は少し照れくさそうに笑った。
介護の日々は、楽なことばかりではなかった。それでも、隣を歩く時間の中に、静かな豊かさがあった。
コウジは思った。「かつて自分に合わせてくれたように、今度は自分が合わせる番なんだ」
誰かの時間に、自分の歩みを合わせること。それも、愛のひとつの形です。
「若者をその行く道にふさわしく教育せよ。そうすれば、年老いても、それから離れない。」
箴言 22章6節(新改訳2017)
「見よ、子供たちは神から賜わった嗣業であり、胎の実は報いの賜物である。」
詩篇 127篇3節(口語訳)
「思いわずらいを、すべて神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。」
ペテロの手紙第一 5章7節(新改訳2017)