1月4日
灯をともす人
― 自分の灯りを隠さないこと ―
小さな港町に、灯台を守るシオという老人がいた。
ある嵐の夜、シオは「こんな嵐の日に灯りをともしても、誰も気づかないかもしれない」と、灯りを消して眠ってしまおうかと考えた。
けれど、ふと窓の外を見ると、沖のほうに小さな船の影が見えた気がした。シオは迷いを振り払い、灯台のてっぺんに登って、いつも以上に灯りを強くともした。
翌朝、港に一そうの漁船が無事に戻ってきた。船長は言った。「昨夜、あの灯りが見えたから、方角を見失わずに済んだんだ」。
シオはうなずいて、こう言った。「灯りは、自分のためにともすものじゃない。誰かが、暗闇の中でそれを必要としているかもしれないから、ともし続けるんだ」
自分の小さな灯りが誰かの助けになると気づいたとき、その灯りを隠す理由はなくなります。
「何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、すべての理解を超えた神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。」
ピリピ人への手紙 4章6節-7節(新改訳2017)
「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。」
マタイの福音書 11章28節-30節(新改訳2017)
「あなたの重荷を主にゆだねよ。主はあなたを支えてくださる。主は従う者を支え、とこしえに動揺しないように計らってくださる。」
詩篇 55篇22節(新共同訳)