大人の絵本 365日

1日に ひとつ、静かに 心に とどく物語を

1月2日

小さな種のゆくえのさし絵

小さな種のゆくえ

― 小さな始まりを信じること ―

ミラの手のひらに乗るほど小さな種があった。誰もが「そんな小さなものが、何になるというのか」と笑った。

ミラは何も言わず、その種を土の中にそっと埋めた。毎日、水をやり、日の光が当たる向きを確かめた。

何週間たっても、地面には小さな芽が出るだけで、たいした変化はないように見えた。それでも、ミラは種を疑わなかった。

やがて季節が変わるころ、その場所には見上げるほどの木が育ち、たくさんの鳥たちが枝に巣を作るようになっていた。

「あんなに小さかったのに」と、かつて笑っていた人々は驚いた。ミラは静かに言った。「小さいからといって、何にもならないわけじゃない。ただ、育つまで、目を離さなかっただけです」

今はまだ小さく見えるものにも、じっくりと向き合う時間が、いつか大きな実りにつながることがあります。

「主は心の打ち砕かれた者の近くにおられ、霊の砕かれた者を救われる。」

詩篇 34篇18節(新改訳2017)

「人は心に自分の道を思い巡らす。しかし、その人の歩みを確かなものにするのは主である。」

箴言 16章9節(新改訳2017)

「主は心の打ち砕かれた者をいやし、彼らの傷を包む。」

詩篇 147篇3節(新改訳2017)