大人の絵本 365日

1日に ひとつ、静かに 心に とどく物語を

7月15日

夜中に灯した小さな明かりのさし絵

夜中に灯した小さな明かり

― 涙が止まらない夜に ―

アヤは、夜になるとひとりで泣くことが増えていた。理由をうまく言葉にできないまま、涙だけが止まらなかった。

ある晩、隣の部屋に住む年配の女性が、廊下でそっと声をかけた。「眠れない夜は、電気をつけたままでいいのよ」。

アヤは戸惑ったが、その晩は小さな明かりをつけたまま眠った。暗闇の中でひとりぼっちだと感じなくて済んだ。

翌朝、女性はポストに一枚のメモを入れていた。「涙は、心が疲れを外に出しているだけ。恥ずかしいことじゃない」。

涙が止まらない夜は、無理に止めようとしなくていいのかもしれません。灯りをひとつ、つけておくだけでも。

「思いわずらいを、すべて神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。」

ペテロの手紙第一 5章7節(新改訳2017)

「心の楽しみは良い薬である、たましいの憂いは骨を枯らす。」

箴言 17章22節(口語訳)

「恐れるな。わたしはあなたとともにいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから。わたしはあなたを強くし、あなたを助け、わたしの義の右の手で、あなたを守る。」

イザヤ書 41章10節(新改訳2017)