大人の絵本 365日

1日に ひとつ、静かに 心に とどく物語を

1月19日

大きな倉を建てた男のさし絵

大きな倉を建てた男

― 本当の豊かさとは何か ―

富農のタオは、その年、思いがけないほどの豊作を迎えた。倉に入りきらないほどの実りだった。

タオは考えた。「もっと大きな倉を建てよう。そこに全部しまい込んで、あとは安心して暮らせばいい」

倉を建て終えた夜、タオは満足げにつぶやいた。「これでもう、何年分も安心だ」

けれどふと、こうも思った。「この蓄えは、誰のために使うのだろう」

タオは次の年から、実りの一部を、困っている村人たちにも分けるようになった。

蓄えることそのものより、それを何のために、誰のために使うのかが、豊かさの本当のかたちなのかもしれません。

「金銭に執着しない生活をし、今持っているもので満足しなさい。」

ヘブル人への手紙 13章5節(新共同訳)

「わたしの神は、御自分の栄光の富に応じて、キリスト・イエスによって、あなたがたに必要なものをすべて満たしてくださいます。」

フィリピの信徒への手紙 4章19節(新共同訳)

「まず神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはすべて、それに加えて与えられます。」

マタイの福音書 6章33節(新改訳2017)