大人の絵本 365日

1日に ひとつ、静かに 心に とどく物語を

6月8日

誰かの中に残るもののさし絵

誰かの中に残るもの

― 忘れられることへの不安 ―

キョウコは、自分が死んだら誰の記憶にも残らないのではと、時々不安になった。

ある日、道で困っていた人に、傘を貸したことがあった。

数年後、その人と偶然再会し、「あの時の傘、忘れられません」と言われた。

キョウコは気づいた。小さな親切も、誰かの中にずっと残っているのだと。

忘れられることを恐れなくても、あなたの優しさは誰かの中に残っています。

「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。」

マタイの福音書 11章28節-30節(新改訳2017)

「あなたの重荷を主にゆだねよ。主はあなたを支えてくださる。主は従う者を支え、とこしえに動揺しないように計らってくださる。」

詩篇 55篇22節(新共同訳)

「思いわずらいを、すべて神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。」

ペテロの手紙第一 5章7節(新改訳2017)